きのこのばけもの
文・唯野元弘
絵・石川えりこ
昔々ある村に
たいそうなまけものの男が住んでいました
働くのが大嫌い
その村は夜になって月が出ても
月が見えないという不思議な現象が起きていました
ある日、男が面白いことはないかと
向こうの山まで行ってみると
大きな木のしたにきのこが1本生えていました
このきのこが村に月明かりを遮っている原因の
きのこのばけものでした
そんなきのことの知恵比べで
男は村を救う救世主になるのですが
自分がやった事を村の物にはいうわけでも無し
普段と同じになまけて暮らすところがかっこいいなぁと感じました
何事も大きな事をやる物は
よそ者
若者
ばか者
と言いますがこういうところからも
来てるのでしょうね。