自称大器晩成お父さん45歳からの3兄妹子育て検証ブログ。

遅ればせながら子供と一緒に成長中です。子育てって面倒くさいけど面白いかも?!

トレモスのパン屋 作 小倉 明 絵 石倉 欣二

トレモスのパン屋

作 小倉 明

絵 石倉 欣二

 

小二の長男が勉強している

ある公文の国語に出てくる絵本で

課題だと途中で終わってしまい

絵本の続きが親子で気になっていたので

親子で読んでみました。

 

トレモスという町にある評判の

ポルトという名前のパン焼き職人がいました。

毎年行われるパン焼きコンクールで

連続優勝を誇るポルトの店は毎日

パンを求める人でいつも賑わっていました。

 

ところがある日、思いがけない事が起こりました。

ポルトの店の真ん中に、同じような作りのパン屋が

開店したのです。

 

この後のストーリーは絵本というより

小説のような内容で

実社会でも通用するようなビジネス的な要素もあり

人と人の関わり合いの中での嫉妬、秘密、信頼

色々な人間模様が重なり合い簡単なようで

奥深いストーリーになっています。

 

ズバリテーマは

技術を磨き続けないと

時代に取り残されるという事でしょうか。

 

商売敵や対戦相手との戦いは

どちらの技術や知恵や知識が上かという

勝負になるのはどんな仕事でも共通する事だと考えさせられました。

 

もしも自分がポルトの立場だったらと考えると

努力を怠っていたわけでは無いのですが

相手と自分を比べて何が劣っているのかを

知りたいという考えは同様で、ポルトと同じ事を

やったのではないか?と思いました。

 

詳しい内容は読んでみて下さい

かなり面白く、ちょっと切ないお話です。

長男も食べる事が好きなので

パン屋という設定と公文に出てきた課題だったので

100ページ以上の本は今までで読んだ事がありませんでしたが

一気に読んでしまい面白かったようです。

 

長男に、あの場面どう思った?と聞くと

自分は、こう思った。と自分の考えも言えて

親子でストーリーに対しての会話も楽しめました。

 

初めての長文絵本として

おすすめの1冊です。