おとうさんのちず
作・ユリ・シュルヴィッツ
訳・さくま ゆみこ
戦争で故郷を追われた家族が
命からがらたどり着いたのは
夏は暑く、冬は寒い東の国。
食料は乏しく
土を固めた床の上で眠る毎日に、
ある時、お父さんは
なけなしのお金でパンを買わずに
地図を買ってきました。
お父さん何してくれてるんだと
怒って当然の事をしているのですが
この地図のおかげて、この家の子は
豊かな心を手に入れる事が出来ました。
金銭的に貧しいのはとても辛い事ですが
心が豊かなのは救いになります。
今の日本人は逆のパターンの人が多いかもしれません
妄想、空想、想像は心を豊かにしてくれる
きっかけになる事を教えてくれる一冊です。