どろぼうねこのおやぶんさん
文・小松申尚
絵・かのうかりん
まちの商店街をなわばりにしている猫がいました。
名前はどろぼうねこ。
行きつけの魚屋さんに行くと
「やあ魚屋さん良い天気だね
今日はさんまを盗んでいっていいかい?」
魚屋さんはニコニコして
「1匹だけならいいよ」
と言ってくれました。
そんな平和な商店街のあるまちに
天気予報で不思議なことを発表しています。
なんと魚が降ってくるという予報で、
さんま時々サバ?!
これでは魚屋さんが困ります。
無料で空から魚が降ってきては商売になりません。
そんないつもお世話になっている魚屋さんの為に
どろぼうねこが立ち上がります。
斬新でユニークなストーリーですが
困っている人を助ける
ヒーローものっぽくもあり
落語にありそうな話でもあり
とてもよく出来ていて
大人目線でも面白い1冊でした。
3歳〜おすすめです。